神さまと約束をした日

自然に魅せられて、自然に関わることを仕事にしたいと思い、どんなものがあるのだろうと色々見たり、体験したりしてきました。

自然に関わる仕事って、よく考えたら色々あるね!

花屋さん、庭師、研究者、調査コンサルタント、農林水産業etc

または、自然をモチーフにしたデザインナーだって当てはまるから、芸術家、染色家とか本当に色々ある!

けれど、上記に挙げたものには、あまり興味が湧かなかった。

なぜだろう?という理由を過去に遡って探って行きたいと思います(あぁ、長くなりそう)。

ただね、いくつか鮮明に覚えている記憶があるので、今回はそれを書いておこうと思います。

かつて、ニュージーランドにワーキングホリデーに行っていました。

理由は、雄大な自然を味わいたいから!

日本と大きさはさほど変わらないのですが、映画「ラストサムライ」や「ロードオブザリング」などのロケ地としてニュージーランドが使われていて、自然の豊かさを知りました。

映画を観た時「うわぁ、すごい自然!けれどこんな大自然が広がっているエリアなんて今の地球上にあるの?合成だろうなぁ」なんて思っていたのです。
そしたら、全然合成ではなく、ニュージーランドにある場所と聞いてビックリしたのです。
こういう景色が、ゴロゴロ転がっているニュージーランド↑

いったいニュージーランドって、どんなところ?!

当時(今もですが)、山歩きが大好きだったので、猛獣のいないニュージーランドはハイカーにとっては天国と聞いていたので一層行きたくなりました。

〜〜

自然好きなので、当然、自然が美しいところばかり行く訳ですが、「フツー」にどこもかしこも美しい。

素人の私の腕前でも、人を魅了するような写真が簡単に撮れてしまうレベル。

そんな、フツーに美しい景色がゴロゴロある国なのですが、テカポ湖に行った時の記憶が印象に残っています。

テカポ湖は、小さな教会(良き羊飼いの教会)が湖の横にぽつんとあり、その牧歌的な光景はガイドブックなどにも使われ、日本人も良く知る場所かもしれません。
また、星空が美しいことでも有名で(星空で世界遺産を目指しているくらい)、私も、ほぼ、その2つのイメージを持って、訪ねていました。

そうしたら、期待以上に湖が美しくて、周りに何もない空と雲も印象的で、時間もあったし、小山の上までハイキングをしたんです。

小山の上には、天文台とアストロカフェ(日本語にするなら宇宙カフェ)があるので、それを目指して登っていました。
中腹だったか、山頂だったかはハッキリ覚えていないけれど、あたりを見渡してみると、人工物なんて気にならない程、風景が雄大でした。
風を遮るものがないから、それなりに風を受けていたと思うのですが、ただただ雄大な景色に飲み込まれてしまい、圧倒されて佇んでいました。
小山から見えた風景のワンカット↑
どういう感情や感覚だったかは細かに覚えていないのですが、「神さま、こんな素晴らしい景色を見せてくれてありがとう!」とは思っていたかな。

世界には、美しくないところ、醜いところもあるけれど、こんなに素晴らしい所があるんだよね。

あぁ、地球上に散りばめられた美しい場所、ワンピース(漫画のね)みたいに冒険して、見て回りたいなぁぁぁ。

そして、こんな宝石のように美しい場所、守っていきたい!!
本当にキレイ✨ 奇跡だよ、これ✨

そういえば、かつて勉強した聖書に(クリスチャンではないけれどキリスト教系の学校に通っていた)、人間は神様に代わって地球を保っていくガーデナーと書いてあったっけ(うる覚えなので、表現が間違えいるかもしれませんが、確か聖書では、神様に似せて人間を造らせ、他の自然や動物などの創造物は人間より格下。なので、人が神に代わって地球をおさめる)?

日本の自然観とは違うから、人間が地球上で一番エラいとは思わないけれど、人間のチカラ加減で自然を生かすも殺すもできてしまうのは今は事実。

このニュージーランドの自然も素晴らしいから守っていきたい。
けれど、私の割り当てられたフィールドは日本で、良く知ってもいるし、生まれ育った場所だから愛着もある。
だから、まずは日本の自然を守ることに携わろう!

「神さま、神さまがくれたこの宝物のような素晴らしい自然、私は日本を担当することとして、守っていきます。」

そんなことを雄大な景色に向かって誓っていました、はい。

こうやって書き出して公開するのは恥ずかしいけれど、わりと全身全霊でその時は思っていた気がします。これが私の使命だ、と。

日本人的な自然観で表現するとしたら、「こんなに、感動的でパワーも与えてくれて素晴らしい思いをさせてくれる自然さん、いえ自然さま。この与えてくださる恩恵に、恩返しをしたいので、「守る」というカタチで私の気持ちを表現させてください」と言ったところでしょうか(笑)

今でも、雄大な景色の中に身を置くと、本当に地球に生まれてよかった〜!火星とか金星じゃなくて良かった〜(笑)!と思います。

なんだろ、ジャニーズの「嵐」を見て感激するファン並みに、私は人智を超えたようなスケールのランドスケープに感激してしまうのかな(いや、もちろん嵐が目の前にいたら大興奮するよ 笑)。

なんだか、ブレてしまった気もしますが、私にとっては人生のうちの大切な節目となった一瞬でした。













ふらっと旅人 / Flat Tabibito

どこか遠くへ、 「ふらっと」旅をした時のこと。 日々の暮らしの中でも、 「ふらっと」入った新しいお店、 「ふらっと」気の向くままに歩いて巡り合った景色。 遠くのどこかも、すぐ近くのあの場所も、 私にとっては同じ旅をすること。 「ふらっと」軽やかな気持ちで、そして、日常も、非日常と捉えられがちな旅先も、実はひとつながりなのだよ、という意味を「flat」に込めて、綴っていきます。

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