自然ダイスキ、偏愛自然歴。(前半)

暑苦しいタイトル(笑)。

さて、自然が好きだと日々生きていますが、
生まれた時から自然に囲まれて育って来たわけではありません。

むしろ、今までの人生の半分は、豊かな自然とはほぼ無縁の生活でしたし、必要だとも思っていませんでした。 

はい、生まれも育ちも、江戸東京の下町っ子、江戸っ子なのです。かっこよく言ったらシティーガール(言ってみたかっただけ 笑)♫

なので、自然のないところで育ちました。

高校生か大学生くらいまで、「都会だけれど、私の地元には程よく自然があるじゃん!ほら隅田川とか上野公園とかね」っと、満足してましたもん(爆笑)。

いやいや、それ人口的に作ったものだから!!と今は、ツッコミたくて仕方ないが。

さぁ、そんな私がどうして自然に魅了されていったのか、時系列に書いて、自分自身のアタマも整理したいと思います。

それでは、自然をキーワードに振り返る、私の偏愛自然歴・前半!!

●子どもの頃:
自然に触れると言ったら、

・同居していた祖母が園芸好きだったので、プランターの土いじりを一緒に楽しんでいました。お砂場遊びの延長線で楽しんでいた程度です。
ちなみに都心なので庭はありません。プランター栽培です。

・父の趣味がサーフィン。釣りバカ日誌のスーさん、浜ちゃんが熱烈に釣りを愛するように、我が父はサーフィンを愛しているので、週末は海。小さい頃は強制連行されるように海に連れられていました。

そのおかげか(?)、今は海が大好きです。
山は学生になって始めたので、私にとって山は冒険の場であり、海は帰ってくる場所、落ち着く場所です。

・田舎のおばあちゃんち
母方の祖父母の家は茨城で、主に自家消費用ですが田んぼや畑がありました。まさに「ザ・田舎の家」と言った感じで、子どもの頃は、虫やカエル(今も苦手)などに大騒ぎしていました。

虫取りをするくらいだったのかな、自然を楽しむというのは。

特に子どもの頃は、おばあちゃんやいとこに会うことがメインで、自然を楽しむというより、いつもと違うことが田舎に行けばできる!くらいにしか思っていなかったと思います。

●高校2-3年生
子どもの頃から英語が話せることに、とにかく憧れていたので、1年間オーストラリアに留学をしました。

その時の暮らしが、自然に囲まれていたので、知らず知らずのうちに影響を与えていたのかなと振り返ると思います。

オーストラリア最大の街シドニーから1時間弱の郊外にホームスティして現地の学校に通っていました。

郊外の典型的な住宅地に住んでいたのですが、ちょっと住宅地から出ると、開発されていない場所は、更地というのか空き地、荒野みたいになっていて、当時の私にとってはライオンキングのサバンナのように見えたんです(笑)。

あと家と学校の間は基本スクールバスで通っていたのですが、広大な牧場が広がっていたのです。たまにバスを逃して歩くと、柵越しにモォ〜と牛がいたりする(笑)。

あと住宅地の端っこに行くと、牧場が広がり、その向こうに地平線と山々が見えるのも驚きました。
体験したことのない光景の雄大さに驚いたのもありますが、都市的な暮らしをしているのに一種の田舎が隣接していることが、"田舎のおばあちゃんち"の田舎環境しか知らなかった私にはカルチャーショックでした。

そう、決してど田舎ではなく、電車に乗ればシドニーまで小1時間で行けるし、ショッピングモールもある。
私のホスト始め、ご近所さんも農林漁業系の仕事をしている人はおらず、典型的な都市型生活を送る人々の郊外住宅地でした。

なのに、こんなに自然が近いのか〜とビックリでした。

週末はビーチに行くとか、庭でバーベキューをするとか、ホストブラザーのサッカーの応援に行くなどで、自然を楽しみに行くというより、生活の背景にいつも自然が溢れているという感じでした。

ただ、観光に行くぞ、旅行に行くぞとなると、移動距離も半端ないし、雄大な自然がドーーンと登場してくる(笑)。

ホストとの家族旅行でシドニーから首都キャンベラまで車で旅行に行った時は、無限に広がるように感じる畑や牧場地帯の丘をいくつも越えていき、ココも地球なのか…とただただ圧倒されていました。

お世話になっている留学コーディネートの会社が留学生向けに、修学旅行のようなものを開催してくれ参加したのですが、確か名前がキャラバン キャンプみたいな名前で内容が凄かった。

例えば、
シドニーからオーストラリア大陸のど真ん中、エアーズロックまで、ひたすらバス移動だけで丸2日(笑)。

夜中もバスは走り続けていると、なんという確率なのか、座席横の窓にカンガルーが飛び込んでくるという大ハプニングが発生!!

カンガルーも驚いたのか、扉の小窓を再び割ってバスの外に出ていったという作り話のような本当の話があったり(笑)。

毎日、テントを張ってのテント暮らし生活をしていましたが、ある時、次のキャンプ場に到着するのがだいぶ遅くなったのです。

みんな疲れていたので、誰かが提案したのか、それとも自然発生的にだったかは思い出せませんが、テントを張るのは止めて、芝生の上にそのまま寝袋を置き、青空寝室!まぁ、普通に言えば野宿です(笑)。

そんなの私にとっあは前代未聞の経験で、ちょっと悪いコトをしてしまっているような楽しさもあったし、寝袋に包まれながら見た夜空のワクワク感は未だに良い思い出です!

あと、最終日は逆に早く解散場所のシドニー駅にバスが着いてしまい、始発電車などがなく、今度はみんなで駅の広場で野宿しました(笑)。2回目となると人間余裕が出てくるものです!

半ば強制的にワイルドな洗礼を色々と受けたので、よく分からない自信が付きました(笑)。たくましくなった気分がしましたもん。

ワイルドネタと言ったら、もう1つあります!

ゴキブリ事件。

ある御宅にお泊まりをさせてもらった日の夜。リビングでステイ先の家族と共に映画を観ていました。部屋は真っ暗にして、クッションを抱きながら、ソファに転がり映画館気分で観ていたんです。

ある瞬間、自分の腿のあたりがモゾモゾしたのです。ソファかクッションの端っこが当たっているのだろう。そう思って気にせず映画を観ていました。 

また、モゾモゾする。あれ、クッションは私抱えて動かしてないよ?!

ナニ?!
と思ってクッションを持ち上げ、自分の太腿を見るとゴキブリが歩いている〜〜!!!!

((((;゚Д゚)))))))

一瞬何がおきたか分からなかったこと(周り暗いし)。

あと、こんな時に長女力を発揮してしまったのか、ホストファミリーの子どもたち3人は小さいから、映画に夢中になっているところ急に私がゴキブリー!!って叫んだら大騒ぎになるだろうと思って、何も言わずに流したのです。

まあ、そのせいもあってか、私の中のタガが外れた気がします(笑)。

それ以降、どんな虫でも平気になったもの!!

そんな書き出すと止まらないくらいオーストラリア留学の思い出は出てくるのですが、日常生活の中で無意識に緑に囲まれていた感覚や、日本ではなかなか体験できない大陸的な自然の大きさに圧倒されたことが、「自然って、良いかもな〜」と帰国後思うようになったキッカケになったと思います。

帰国後、進路を考えていた時「弟や妹にも、オーストラリアで味わったような緑を見せたいな」と思ったことがありました。

色々と大学で勉強してみたいことはあったのですが、当時、子どもの頃から家や建物が無性に好きだったので建築家になりたい憧れがありました。また、街に緑を増やすにはどうしたらいいか学んでみたい。政治とか政策なんかを勉強すればいいのかな〜?とも思っていました。

結局、建築家だと家の周りの庭くらいの木しか増やせないけれど、環境政策なんかを勉強したら、もっと街中に緑を増やすことができるのかもしれない!と、当時の頭で自分なりに考え、建築家の選択肢は無くなりました。

最終的に大学を選ぶ時、環境について学びたいという意欲は、だいぶオマケ程度に薄くなっていたのですが(笑)、オーストラリアの体験は少なからずも「緑のある暮らしも悪くない」という考えを体感させてくれたのだなと思います。

前半戦、ここまで!

後半につづく。















ふらっと旅人 / Flat Tabibito

どこか遠くへ、 「ふらっと」旅をした時のこと。 日々の暮らしの中でも、 「ふらっと」入った新しいお店、 「ふらっと」気の向くままに歩いて巡り合った景色。 遠くのどこかも、すぐ近くのあの場所も、 私にとっては同じ旅をすること。 「ふらっと」軽やかな気持ちで、そして、日常も、非日常と捉えられがちな旅先も、実はひとつながりなのだよ、という意味を「flat」に込めて、綴っていきます。

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